石川佳純が日本勢史上初のW杯決勝進出

 「卓球女子W杯仙台」(1日、ゼビオアリーナ仙台)

 準決勝が行われ、16年リオデジャネイロ五輪代表に内定している世界ランク5位の石川佳純(22)=全農=は、同27位で42歳の大ベテラン、リー・ジャオ(オランダ)との20歳差対決を4-2で逆転勝ちし、日本勢としては史上初の決勝進出を決めた。午後に行われる決勝では、世界ランク2位の劉詩雯(ウェン)=中国=と対戦する。

 前日の準々決勝に続き、激しいラリー戦を制した。「難しいサーブやレシーブが多かった」と42歳の大ベテランの粘りに苦戦し、いきなり2ゲームを連取された。2-2に追いついて迎えた第5ゲームはジュースにもつれ込んだが、「攻撃的にいけた」と気迫を前面に押し出し15-13で奪取。結局、4連続でゲームを奪い「何とか自分のペースに持ち込めた」と胸をなで下ろした。

 05年大会の福原愛、14年大会の自身が記録した3位を超え、日本勢初の優勝にも王手をかけた。「どんな場面でもあきらめず、自分らしい卓球をする」。18大会連続で優勝している中国選手を倒し、自国開催でのビッグマッチで快挙を成し遂げる。

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