日本がドミニカに逆転勝ちで1敗守る

 「バレーボールW杯女子、日本3-2ドミニカ共和国」(27日、代々木第一体育館)

 世界ランク4位の日本は、同6位のドミニカ共和国を相手に、フルセットの死闘の末、3-2で競り勝ち、1敗を守った。首位のロシアは全勝を守り、米国、中国らは1敗をキープした。東京ラウンドを終えた日本は仙台に会場を移し、30日は世界ランク23位のペルーと対戦する。

 平均身長185センチを誇る難敵と死闘を演じた。粘り強いディフェンスで食い下がる相手から執念で勝利をもぎ取り、真鍋監督は「全員よく集中した」とメンバーをねぎらった。

 第1セットは25-18で先取。第2セットは身長201センチのスパイカー、18歳のマルティネスをはじめとする相手の高さとパワーに苦戦し、20-25で落とした。

 第3セットは大接戦で粘りながらも30-32で落としたが、後がなくなった第4セットは意地でもぎ取った。最終セットも一進一退の攻防を繰り広げ、最後はブロックアウトで相手を振り切った。

 途中出場組の活躍が光った。32歳のベテランセッター古藤がアタッカーをうまく使えば、石井、内瀬戸も要所でスパイクを決めた。第4、最終セットは鍋谷が得意のサーブで相手のリズムを狂わせ、逆転劇を演出した。

 首位のロシアは全勝を守り、米国、中国などライバルチームも1敗を堅守した。五輪切符獲得へ負けられない戦いが続く。

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