福原 涙から復調「優勝自信に」

 卓球女子の福原愛(ANA)が8日、シングルスで約2年ぶりのワールドツアー優勝を飾ったオーストラリア・オープン(OP)から成田空港へ帰国し、「久々の優勝で自信になった」と笑顔で振り返った。

 3連戦を戦い、「試合をする度によくなった」と尻上がりに調子を上げた。初戦のクロアチアOPでは2回戦で敗退し「もう帰りたい」と馬場コーチに泣きついたことを明かしたが、そこから気を取り直し、フィリピンOPで準優勝。そしてオーストラリアOPを優勝で締めくくり、「久々の3連戦で、いちばん疲れている試合で優勝できて自信になった」と手応えをつかんだ。

 現在、日本勢2番手の世界ランク8位だが、急成長を遂げる14歳の伊藤美誠が猛追している。五輪出場権をめぐって激戦が続くが、「まだまだ大会が続くので、気を抜かずこのまま突っ走りたい」と、代表が決まる9月まで駆け抜ける。

 次は24日開幕のジャパン・オープン(神戸)が控える。「試合勘も取り戻せて、いいイメージで臨める。まずは中国選手と当たるところまで行けるように」。国内外のライバルとしのぎを削って、愛ちゃんが完全復活を印象づける。

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