真央一問一答「ソチ後は辞める気持ち」
自身のブログで現役続行を表明した女子フィギュアスケートの浅田真央(24)が18日、都内でアイスショーの「THE ICE2015」開催発表会見に出席した。
以下、会見での一問一答の要旨。
(登壇してあいさつ)
「今日この会見はTHE ICEの会見ですので、そちらをメーンの質問としていただけたらいいなと思っています。先週、私の進退について報道が出てしまったので、自分が答えられる範囲内で答えられたらと思っています」
「先週は、多くの方がリンクや先生に質問をしに来てしまったので、ご迷惑をかけてしまったので、そういうことがないように、今日ここで私が少しでもお答えしたいと思っています。思っていることはブログで発表したことなので、そちらを参考にしていただけたらうれしいなと思います」
-現在の心境を。
「発表してから1年間、休養してきたんですけど、自然と試合が恋しくなり、演技ができた時の達成感を得たいと思い始めたのも1つの理由です。それだけではないので何ともいえないんですけど、今は試合に出場できる状態に持っていくために、毎日練習しています」
-いつ頃から試合への思いが出てきたのか。
「3月に先生の方に相談しに行き、5月から練習を始めています。ソチ五輪、世界選手権が終わってからは、私も最後の1年にしようと思って頑張ってやってきたので、やり切った気持ちが大きくて…。スケートをやりたいなと思う気持ちがなかった。時がたつにつれて、スケートをしない生活が長かったんですけど、そんな中、スケートを滑った時に、自分には欠かせないんだなと思うようになりました。それから練習を重ねるうちに自分は試合に出たいのかなと思い始めてきました」
-18年平昌五輪については。
「現時点でも、今シーズンスタートして、練習はしていますけど、何があるか分からないと思うので。うまくいけば試合に出られるかもしれないですし、出られないこともあると思うので。今の時点で五輪は考えていなくて、今の時点で自分が持っている目標へ向かってやっています」
-ファンからの声も影響したのでは。
「本当にたくさんのお手紙をいただいたり、いろんな方にお声をかけていただいて、私自身、本当にたくさんの方に応援していただいているんだなとあらためて感じました。まだできるよ、という方もいれば、もういいんじゃないのという方も…。いろんな方がいました。最終的には自分が決めることなので、やりたいという気持ちが出ているから、こうして今、試合へ向けて練習を再開しました」
-今の目標というのは。
「以前のようなレベルまで。去年の世界選手権のレベルまで。最低そこまで持っていかなければ、試合には復帰できないと思っているので、そのレベルまで戻すのが今の目標です」
-「ハーフハーフ」から、今に至るまでの経緯や決断のきっかけは。
「今、こうして決断をして試合に向けてやっているのは変わりはなくて100%復帰するつもりでやっています。それに行くまでに50%50%になったり、90%10%になったり、できるんじゃないかな、できないんじゃないかなというのを繰り返してきました。今は目標に向かってやっている感じです」
-復帰する割合が低かったことというのは。
「ソチ五輪が終わったシーズンは、私自身も辞める方の気持ちが強かったので。今はそういう気持ちはないですね」
-この言葉がきっかけになった、というものがあれば。
「多くの方から多くの言葉をいただいて、うれしかったですし、いろいろ考えることがあった。1つというのはお答えできないです。自分の目標を達成するには、自分の強い気持ちがなければ達成できないと思うので。最終的には自分が決めたことなので責任を持ってやっていきたいと思います」
-不安が強いか、楽しみが強いか。
「いろんな思いはありますけど、自分に期待しながら練習をしているところです」
-ソチ五輪の後はハーフハーフという言葉を使っていた。
「自分の気持ちとしては、復帰を目指してやっているんですけど、この先、何があるか分からないとはコーチにも言われているので…。ハーフハーフではないですけど…。気持ちは変わったかなと思いますけど…。この先、何があるか分からないということで。自分としては大丈夫かなと思います」
-ハッピーな気持ちが強いか。
「今は目標へ向かって突き進んでいるので。自分の気持ちとしては決まっています」
-復帰戦はいつか。
「まだ、今、練習に入ったばかりなので、ちょっと分からないです」
-GPシリーズについての考えは。
「試合については何も本当に決まっていなくて、今は自分の昨シーズンのレベルまで持っていくことを目指して頑張っています」