「大相撲夏場所・初日」(10日、両国国技館)
西前頭9枚目の遠藤(24)=追手風=は東前頭10枚目の勢に突き落としで敗れ、黒星スタートとなった。
遠藤は春場所で左膝に全治2カ月の重傷を負いながら強行出場に踏み切った。
遠藤は今場所から頭に大銀杏を結って土俵に上がっている。この日の取組には、平幕同士の対戦ながら懸賞金が15本もかけられた。
NHKテレビによると、遠藤は取組後、支度部屋に引き上げる際に膝の感触を尋ねられ、厳しい表情ながら「問題ありません」と答えたという。一方、勝った勢も左肩にテーピングを施していたが、「悪いとしても、まず攻めることだよね」と勝ち星を喜んだという。