桐生予選は10秒36 1位で決勝へ

 「織田記念国際陸上」(19日、Eスタ)

 男子100メートル予選が行われ、日本人初の9秒台の期待が懸かる桐生祥秀(19)=東洋大=は向かい風0・1メートルの状況で10秒36を記録し、予選1組1位で決勝に進出した。

 予選を終えた桐生は「予選を通過しただけなんで。決勝で勝つことが大事。前半から流れをスムーズにすることしか考えてなかった。決勝は何も考えずに走りたい。タイムは狙ってでるものじゃないんで」と語った。決勝は19日午後2時45分に行われる。

 前日18日に行われた男子200メートルでは20秒80の3位に終わり、「勝利への飢えが増してきた」と100メートルでの雪辱を誓っていた。

 桐生は3月に今季初戦のテキサス・リレー(米テキサス州・オースティン)男子100メートルで、追い風参考記録(3・3メートル)ながら9秒87をマークして優勝。電気計時では“日本人初”となる9秒台を体感したことで、公認記録での9秒台マークが期待されている。

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