アマ&学生横綱の大道が出羽海部屋入り

出羽海部屋入りを発表した大道は得意の突っ張りのポーズでニッコリ(東京・文京区の東洋大キャンパス)
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 昨年のアマ横綱と学生横綱の2冠を制した東洋大の大道久司が27日、東京・文京区の東洋大キャンパスで会見し、大相撲の出羽海部屋入りを発表した。大道は幕下10枚目格付け出しの資格を得ており、春場所(3月8日初日、大阪ボディメーカーコロシアム)で初土俵を踏む。

 アマ&学生横綱をはじめ大学時代に15のタイトルを手にした期待の大器が、いよいよプロの世界に飛び込む。たくさんのフラッシュを浴びた大道は、「ひと場所でも早く上にいきたい。一番対戦したい相手は遠藤関です」と目を輝かせた。社会人の強豪である和歌山県庁に就職が決まっていたこともあって、プロ入りは迷ったが、遠藤らの活躍が刺激になったという。最終的には昨年12月に全日本選手権を勝ってアマ横綱になってから決断。反対していた父春男さんを説得して、出羽海部屋への入門が決まった。

 多くの名力士を輩出した名門・出羽海部屋も現在は関取ゼロ。出羽海親方(元幕内小城ノ花)は、「以前のように活気のある部屋になるように力を貸してほしい」と名門の再興を大道に託した。しこ名は未定だが、同親方は故郷の長野県木曽郡にちなんだものを考案中。得意技は突っ張りという大道は、「武双山関(現藤島親方)のような立ち合いの一発で相手を持っていく相撲が理想。地元の方々に元気、勇気を与えたい」と決意を語った。

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