羽生結弦のNHK杯出場決定

 フィギュアスケート男子のソチ五輪金メダリストで、GPシリーズ第3戦の中国杯で閻涵(えん・かん)=中国=と激突して負傷した羽生結弦(19)=ANA=が26日、GPシリーズ最終戦NHK杯(28日開幕、大阪・なみはやドーム)に出場することが決定した。

 羽生は中国杯からの帰国後の精密検査で頭部と下あごの挫創、腹部と左大腿(だいたい)の挫傷、右足関節捻挫など全治2~3週間と診断されたが、本人のNHK杯出場の意志は固かった。

 この日、日本スケート連盟関係者が見守る中、約1時間の非公式練習に参加し、トーループ、サルコーの2種類の4回転ジャンプも決め、出場可能な状態と判断された。

 小林芳子フィギュア部長は「練習後に本人、コーチ、ドクター、連盟で協議し、予定通り出場することを決めました。練習内容もいつもどおりに見えた。ドクターの問診と医学的所見でも異常はなかった。本人は両足に多少の痛みがあるそうですが『頑張ります』と話していました」と、説明した。

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