De今永が3敗目 先輩、江越に決勝打

6回、阪神打線に打ち込まれマウンドを降りる今永(右)
2枚

 「阪神5-2DeNA」(14日、甲子園球場)

 ドラフト1位の今永昇太投手(22)=駒大=が3敗目を喫した。五回まで2安打、失策がからんだ1失点に抑えていたが、同点の六回に崩れた。

 1死から高山、鳥谷の連打で一、三塁とされ、江越に右越え勝ち越し二塁打、さらに横田にも適時打を浴び、4連打で2点を失った。

 試合前に阪神打線攻略の鍵として名をあげていた同期の高山、大学の先輩である江越に打たれての敗戦。

 「江越さんはインハイで空振りが取れていた。中に入らないようにと投げたけど、完璧な失投。自分より江越さんが一枚も二枚も上だった」。「高山はいいバッター。今の自分の力では4打席対戦したら1回は必ず打たれる」。悔しさの下で口を開いた。

 これまで2試合14回を登板中は味方は無得点。この日も降板するまでは重盗による1点のみ。この日は二回は失策で無死三塁とされ、犠飛で許した。六回の鳥谷の安打もロペスのグラブの下を抜けたもの。孤立無援状態が続く。

 それでも「援護がないとか、防御率0点台のピッチャーが言うこと。自分が安定したピッチングをしていれば、打線は爆発してくれる。きょうは本当に自分の力不足」と責任を一身に背負った。

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