釜石、小豆島との21世紀枠対決制す

21枠対決を制した釜石ナインは笑顔で勝利の報告に向かう=甲子園(撮影・山口登)
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 「選抜高校野球・1回戦、釜石2-1小豆島」(21日、甲子園球場)

 釜石(岩手)が小豆島(香川)との21世紀枠校対決を制して、甲子園初勝利を挙げた。

 エース右腕・岩間大投手(3年)が、変化球を低めに集めて9回を1失点に抑えて完投した。

 打線は三回に1番・佐々木航太外野手(2年)の中前適時打で先制。八回に3番・奥村颯吾内野手(3年)の中越え適時二塁打で、貴重な追加点を挙げた。

 完投した岩間は試合後、「最後はナイン全員の顔を見て投げた。打線に勇気づけられた」、先制打の佐々木航は「打ったボールは覚えていない。必死でした。自然と反応できた」などと語った。

 また、釜石の佐々木監督は試合後のインタビューで「(岩間は)点があまり取られないイメージがあったので最後まで安心して見ていた。調子が良いわけではないが気持ちで投げていた。(先制点の)三回は彼(佐々木航)は当てるのがうまい。その前のスクイズ(ファウル)は決まるかなとも思ったが…。(八回は1死一塁からバント)送って奥村で返したいと思った。(指示は)シンプルに強く初球からと。(小豆島の)長谷川君はコントロールがいいのでゾーンに来るから初球から狙った。(今後は)守備も最後エラーしちゃったので修正したい。たくさんの応援はありがたく、その力を次でも発揮したい」と語った。

 小豆島は九回1死から連打と相手エラーで1点を返したが、そこまでだった。杉吉監督は「どちらが落ち着いてできるかと思ったが釜石さんの方が落ち着いていた。本来できることができなかった。ボールを振らされた。(惜敗も)悔しい気持ちしかない」などと話した。

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