石井一久氏にとっての清原容疑者は…

 元プロ野球選手の石井一久氏が24日、覚せい剤取締法違反で逮捕された清原和博容疑者に苦言を呈した。この日、東京・新宿のルミネtheよしもとで、所属事務所のよしもとクリエイティブ・エージェンシーが行った「違法薬物に関する緊急セミナー」に出席。清原容疑者について「OBとして恥ずかしくないことをしてほしい」と述べた一方、「僕は野球あんまり興味なかったんで(清原容疑者は)スーパースターじゃなかった」と“石井節”も飛び出した。

 この日のセミナーはよしもと所属の芸人・タレント約300人と、社員約150人が出席した。所属タレントの1人である石井氏は現役時代から同様の薬物対策のセミナーに参加していたという。終了後に応じた取材では清原容疑者についての質問が集中。「一生懸命、薬物だったりドーピングの検査だったり世界基準になってきている中で、そういうことが起きてしまったので、OBとして恥ずかしくないことをしてほしいと思います」と苦言を呈した。その一方で「他人に興味がない」という性格から、同容疑者個人への強い関心はなかった。

 例えば、現役時代の関係は「あいさつぐらい」で、「(あいさつをされても)あんまり僕にとってはうれしくも悲しくもなかったです」と淡々と振り返った。さらに、「僕は野球あんまり興味なかったんで(清原容疑者は自分にとって)スーパースターじゃなかったんですけど、皆さんにとってはスーパースターだったので」「いいバッターだったんですけど、僕が入ったころはもっといいバッターがいっぱいいたので。その辺は何とも言いづらいですけども…」と“石井節”で表現した。

 逮捕そのものについても「悔しい、悲しいとかもない」とまとめたが、野球界に薬物汚染が広まっていると世間に受け取られることには「野球界は何をしてんだと思われるのは悔しい」と憤った。また、再発防止策としては「(引退後の)第2の人生の楽しみ方を、何でもいいですけど、生きがいを見つけることは大事だと思います」と提言した。

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