東大148キロ右腕“大台超え”誓う

 東京六大学リーグの東大が19日、東京都文京区の東大球場で年内の練習を納めた。今春の法大戦でリーグ戦の連敗を「94」で止めるなど年間2勝。来季に向け、浜田一志監督は「新たな目標は勝ち点ということで練習していきます」と、02年秋以来となる勝ち点奪取を目指すことをあらためて宣言した。

 2年生エース左腕の宮台とともに、指揮官から投手陣の軸に指名されたのが“東大史上最速”との呼び声も高い148キロ右腕の山本俊投手(3年・西春)。9月に右肘を痛めた影響で今秋は不本意な成績に終わっただけに「バランスよく下半身の力も連動して使えるように考えている」と、走り込みに余念がない。

 11月にはブルペンにも入っており、右肘の回復は順調。「とにかく春に結果を出すために何をするか。個人的な目標としては、150キロを出します!」と、大台超えを誓った。

 チームはこの日、スイングスピードなど12種目の数値を測定。冬場は(1)食事(2)ランニング(3)ウエートトレーニング(4)守備(5)打撃の優先順位で強化を図り、ベースアップに取り組む。

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