学生野球資格回復研修に元G・定岡氏ら
プロ野球経験者が高校や大学で指導するために必要な学生野球資格を回復するためのプロ側の研修会が29日、都内で行われ、117人が受講した。元巨人の定岡正二氏、吉村禎章氏らが、真剣な表情で講義に耳を傾けた。
研修はプロ・アマ断絶の歴史、指導者の役割など4項目の講義と、小テスト・アンケートも含め約5時間。兄・智秋氏が8月に大分・柳ケ浦高の監督に就任した定岡氏は「有意義な研修だった。みんながもう1回、野球界を盛り上げようという空気が充満していた」と、感想を話した。
U-15(15歳以下)侍ジャパン監督を務める吉村氏は「プロの経験者とアマの関係者が協力してやれば、これまで以上にいいものが出てくると思う」と、期待感をにじませた。
今回の研修受講者は、学生野球側の研修を受けた後、適性審査を経て、資格回復が認められる。
研修の主な受講者は次の通り。
伊勢孝夫、定岡正二、吉村禎章、井手峻、種田仁、川尻哲郎、小桧山雅仁、星野修、大友進、荻野忠寛、榊原諒(敬称略)