亜大死闘制し優勝!延長十四回に決勝点

優勝を決めて喜ぶ亜大ナイン=神宮(撮影・佐々木彰尚)
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 「明治神宮野球大会・大学の部決勝、亜大2-1早大」(18日、神宮球場)

 亜大が、決勝に限れば大会史上最長となった延長十四回に暴投で1点を勝ち越し、2年ぶり5度目の優勝を果たした。

 亜大は1点を追う七回、スクイズに失敗したが、捕手がファンブルする間にホームを陥れ(記録はホームスチール)同点。そのまま延長戦へと突入し、迎えた延長十四回、2死一塁から2つの暴投で勝ち越しのホームを踏んだ。

 最後は「黄色じん帯骨化症」から復活を遂げた花城直投手(4年・八重山)が試合を締め、大学選手権王者・早大の連覇を阻止。春秋のリーグ戦、6月の大学野球選手権と合わせ、東京6大学史上初めてとなる「4冠」を目指した早大は、延長十三回に1死満塁とサヨナラの好機を生かせなかったのが響いた。

 試合後、選手たちに胴上げされた亜大・生田勉監督は「今年のチームのスローガンが“顔張る”。選手と一緒に笑いたいと思います」と力を込め、胴上げ投手となった花城は「ピンチの場面は準備していた。前の投手が一生懸命投げていたので、自分も一生懸命投げて抑えようと思った。ここまで投げられるようになったのは支えてくれたみなさんのおかげです」と、つらいリハビリを支えてくれた人たちへ感謝の言葉を口にした。

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