侍Jサヨナラ勝ち!内野5人シフト破る

9回、中村晃(左から3人目)は左前にサヨナラ打を放ち、中田(中)らに祝福される=台湾・桃園国際棒球場(撮影・西岡正)
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 「プレミア12・1次ラウンドB組、日本6-5ベネズエラ」(15日、桃園国際野球場)

 日本が驚異的な粘りを見せ、サヨナラ勝ち。すでにB組1位通過を決めている1次ラウンドを全勝とする5連勝で、準々決勝へ進出する。

 4-5と1点を追う九回、この回から登板したニエベに対し、先頭の代打・今宮が右前打で出塁。秋山の死球、中島卓の犠打で1死二、三塁とし、山田が敬遠で歩いて満塁とした。

 打席には川端。その初球、まずはニエベの暴投で同点とした。川端は敬遠で歩いて再び1死満塁。ここで代わった左腕カステラーノに対し、中村晃が左前へサヨナラ打を放った。ベネズエラはセンターが二塁ベース後ろを守る内野5人シフトを敷いたが、中村晃の鋭い打球が三遊間を抜けていった。

 「打てば勝てる状況だったので必死に食らいつきました。まさか自分のところに回ってくるとは思わなかった。緊張しましたけど、良かったです」と中村晃。小久保監督は「最後は今宮から出て、打線がよくつないで、逆転できましたね。チームとしてはいい形で成長してきた。いい形で勝負の準々決勝に入れると思います」と勝利を振り返った。

 16日の準々決勝ではA組4位のプエルトリコと対戦する。先発投手について小久保監督は「前田健太でいきます」と明かした上で「日本のエースですから、堂々とマウンドでねじ伏せてほしいと思います」と期待した。

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