西武・秋山、日本タイ214安打!

1回西武無死、210安打目となる左線二塁打を放った秋山翔吾=京セラドーム(撮影・持木克友)
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 「オリックス5‐16西武」(30日、京セラドーム大阪)

 西武・秋山翔吾外野手が1試合5安打で今季214安打とし、1994年のオリックス・イチロー(現マーリンズ)の210安打を超え、シーズン日本選手最多安打記録とパ・リーグ記録を更新し、阪神・マートンが2010年につくった日本記録にも並んだ。

 秋山は今季142試合目で、94年のイチローは130試合、10年のマートンは144試合だった。西武は1日のオリックス戦(京セラドーム)が今季のレギュラーシーズン最終戦。残り1試合で日本記録更新を狙う。

 初回、東明に対して1ボール2ストライクからの4球目、140キロの真っすぐを捉えた打球はレフト線への二塁打とした。シーズン210安打でイチローに並んだ。

 さらに二回2死二、三塁からは同じく東明に対してカウント1‐1からの3球目の変化球を捉え、ライト・糸井のグラブをかすめる安打で一気に三塁を陥れた。

 三回の第3打席は2死満塁から押し出し四球。五回2死からの第4打席は吉田一から左線への二塁打。七回無死一塁では海田に対して1ボールからの変化球を左前に運ぶ技ありの安打。第6打席は八回2死二塁、小松に対してカウント2‐2からの5球目をライト線に運ぶこの試合3本目の二塁打で一気に日本タイ記録とした。九回2死一、二塁で第7打席が巡ってきたが、ルーキー坂寄はストライクから入らず四球。場内からはブーイングが起こった。

 また、今季27度目の猛打賞で2010年に当時ロッテの西岡剛が記録したシーズン最多記録に並んだ。

 秋山は試合後「自分が一番ビックリしてます」と戸惑ったような表情で笑い「1番として塁に出ることが一番の仕事だと思ってるんで、今日は良かったです」と振り返った。この日の5安打でシーズン最多安打、シーズン最多猛打賞の日本記録に並んだことは「今日は本当に勝つことしか考えてなくて…忘れてました」とサラリと話したが、「(シーズン最多安打)タイ記録になった時、オリックスファンからも声援を頂いてうれしかったです」と感謝していた。

 【日本球界シーズン安打記録10傑】

順位 安打  選  手 (球  団) 年   試合

 1 214 マートン (阪  神) 10年 144

 1 214 秋山 翔吾(西  武) 15年 142

 3 210 イチロー (オリックス)94年 130

 4 209 青木 宣親(ヤクルト) 10年 144

 5 206 西岡  剛(ロッテ)  10年 144

 6 204 ラミレス (ヤクルト) 07年 144

 7 202 青木 宣親(ヤクルト) 05年 144

 8 198 長谷川勇也(ソフトバンク)13年 144

 9 195 小笠原道大(日本ハム )01年 140

10 193 イチロー (オリックス)96年 130

10 193 松井稼頭央(西  武) 02年 140

10 193 青木 宣親(ヤクルト) 07年 143

10 193 田中 賢介(日本ハム) 10年 143

10 193 山田 哲人(ヤクルト) 14年 143

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