智弁学園・村上、6連続含む11K快投

御所実打線から11三振を奪った智弁学園・村上=佐藤薬品スタジアム
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 「秋季高校野球・奈良大会3回戦、智弁学園6-1御所実」(21日、佐藤薬品スタジアム)

 智弁学園が6-1で御所実を下し、8強に進出した。来秋のドラフト候補に名前が挙がる村上頌樹(しょうき)投手(2年)が11三振を奪う力投を見せた。

 立ち上がりはボールも走らず、制球も定まらなかった村上。二回には2死から四球を与え、続く太田黒に左中間適時二塁打を浴びて先制を許した。それでも三回以降は尻上がりに調子を上げ、三振を量産。中盤から終盤にかけて6連続奪三振を記録するなど、五回以降、無安打に抑えた。

 秋初戦となった2回戦の大和広陵戦でも14奪三振をマークした村上。「三振のほとんどはストレートでした」と、最速142キロを計測した直球はスピードだけでなく、抜群のキレを兼ね備えている。この日も奪った三振のほとんどがストレート。右腕では近畿でトップクラスの実力を持っている。

 高卒1年目ながら巨人で活躍する岡本を擁して出場した昨年夏の甲子園。村上も1年生ながら背番号11でベンチ入りし、マウンドにも上がった。「あの時は3年生の先輩方に連れて行ってもらって楽しかった」と明かす。最上級生となり「自分がチームを引っ張っていけるように」と力を込めた村上。来春センバツで3季ぶりの聖地を目指す。

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