清宮「余裕あった」秋初戦2打席連発

 「秋季東京都高校野球大会・1次予選2回戦、早実12-2東京農大一」(12日、多摩一本杉球場)

早 実 420 42=12

農大一 200 00=2

 来春のセンバツ資料となる大会。早実の清宮幸太郎内野手(1年)は新チームの初戦も、旧チームの夏までと同様に「3番・一塁」で先発。2打席連続本塁打など3打数3安打5打点と爆発した。

 早実は五回終了コールド勝利で新チームとしての初戦スタートを切り、清宮は今後春夏で最大4度、自身通算5度のチャンスがある甲子園出場への第1歩を踏み出した。試合後は「打席に入ってみて余裕があったというか、追い込まれても臆することなく、その辺が成長できたかなと感じた」と貫禄十分に振り返った。

 清宮は二回1死三塁からの第2打席で右翼芝生席に2ラン本塁打を放った。フルカウントから放った新チームでの初本塁打は高校通算16号となった。

 さらに四回1死一、二塁での第3打席では、2打席連続の本塁打を右中間最深部の芝生席へ運んだ。1ボール2ストライクからの4球目。真ん中外よりの高め球を踏み込んで放った。この日5打点目の3ランは高校通算17号となった。

 一回表2死からの第1打席では中前打で出塁し、4番・金子銀佑内野手(2年)の右越え適時三塁打で一気に先制のホームを踏んでいた。

 U-18ワールドカップ(W杯)の決勝戦(6日、甲子園)から中5日。10日(木)から新チームの練習に参加したという清宮は試合後、「日本代表の試合が終わって(U-18では)なかなか結果が出せなかったので、1回リセットしてという気持ちで臨んだ。リラックスして、このチームの初の公式戦を楽しんでいこうと思った。打席に入ってみて余裕があったというか、追い込まれても臆することなく、その辺が成長できたかなと感じた。今までは上級生に引っ張っていただいたが、新チームとなり(来年は)2年生になるのでチームの中心となって、今日みたいに活躍できたらうれしいが、打てない日でもチームを引っ張っていかなくてはと思います」などと語った。

★清宮の全打席( )内は打点。

【秋季東京都大会1次予選】

◇2回戦 東京農大一 3打数3安打5打点

中前打、右越え本塁打(2)、右中間本塁打(3)、四球

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