デスパイネ弾の“不敗神話”途切れる
「ロッテ1-2西武」(4日、QVC)
CS出場をかけた3位争いの直接対決。ロッテに約1年にわたって続いていた神話が、ついに途切れた。
アルフレッド・デスパイネ外野手が六回、一時は同点となる16号ソロを放ったが、チームは延長十回、2番手の益田が代打の大崎に勝ち越し二塁打を許し、痛い敗戦。デスパイネが本塁打を放った試合は昨年から16連勝中だったが、大事な試合で“神通力”が失せてしまった。
ファンも一時は、勝利を確信したはずだった。今季、デスパイネが本塁打を放った試合は、ここまで14戦全勝。通算では昨年9月23日から約1年、敗戦知らずだった。
ロッテはこれでゲーム差0ながら、西武に3位の座を奪われて4位転落。どうしても勝ちたい一戦で、十回には1日に先発したばかりのイ・デウンをリリーフに投入する執念を見せたが、実らなかった。
決勝の適時二塁打を放った西武・大崎は「うれしいの一言です」と笑顔。「いい感触で、気持ち良かったです。どんなに厳しい戦いでも、最後は勝ちます」とファンに誓った。