ハム斎藤佑白星ならず、早実の勢い乗れず
「日本ハム4-3楽天」(8日、札幌ド)
日本ハム・斎藤佑樹投手が4月17日・楽天戦以来の先発マウンドに上がった。
140キロ台前後の直球にフォークを織り交ぜ、初回は三者凡退。二回2死から嶋、聖沢に連続安打を浴びて二、三塁となり、阿部の投手強襲への打球を捕球できず適時内野安打で先制を許した。
味方の援護点で同点となると、三回は榎本、藤田、松井稼を3人で抑えた。
だが四回、先頭のペーニャに左翼越え12号ロを浴びて勝ち越しを許してしまった。五回は無失点に抑えたところでマウンドを降りた。
久々の先発登板となったこの日は、5回を5安打2失点、3三振、86球の投球。斎藤佑は「勝てなくて悔しいですけど、回の途中で降りるよりは良かった。早実も勝ちましたし、勢いに乗って勝ちたかったが(チームが)負けなかったのは大きい」と振り返った。この日は母校・早実が甲子園で今治西に快勝して初戦を突破していただけに、後輩たちに続けなかった悔しさはある。
だが、113日ぶりの先発でしっかりと試合を作った。栗山監督は「次もいくよ。見りゃわかるでしょ」と、次戦の先発起用も明言した。