松山北がサヨナラ勝ちで61年ぶり4強
「高校野球・愛媛大会準々決勝、松山北3-2松山工」(24日、松山中央公園)
松山北が延長十回サヨナラ勝ちで1954年以来、61年ぶりの4強入りを果たした。
2-2で迎えた延長十回、四球と死球で出塁した2人の走者を1番・小池壮太郎内野手(2年)がきっちりバントで送り、1死二、三塁のチャンス。最後は主将の2番・森岡誠人内野手(3年)の中犠飛で三塁走者が生還し、激闘に決着がついた。
エース・篠崎健吾投手(3年)はテンポよく打たせて取る投球で6安打2失点。124球を投げ抜き、勝利を呼び込んだ。
同校は愛媛県内有数の進学校。野球部は1910年創部で、100年以上の歴史を持つ。センバツには31年(当時は北予中)、87年と2度出場しているが、夏の甲子園には1度も出ていない。阪神・筒井和也投手(33)の母校でもある。
26日の準決勝では今春センバツ出場の今治西と対戦する。森岡主将は「61年ぶりというのは、すごくうれしい。準決勝は苦しい試合になると思うけど、一戦必勝の気持ちでぶつかりたい」と話した。