ロッテ、泥沼の7連敗

 「オリックス5-1ロッテ」(14日、京セラ)

 出口が見えない。ロッテが泥沼の今季ワースト7連敗。借金も今季最多の6を数え、会見場に現れた伊東監督は、「長いな。トンネルは」と、口を真一文字に結んだ。

 幸先良く初回に1点を先制したが、頼みの右腕が三回に突如崩れた。1死から四球を足場に5安打と野選が絡んで一挙5失点。痛恨の大量ビハインドとなった。

 打線も、無死からの好機を生かすことができない。三回には無死一、三塁から、八回には無死満塁をいずれも無得点。投打ともに苦境を脱することのできない現状に、指揮官は「チームの状態が良くないと、気持ちの余裕のなさにつながり、何とかしなきゃと思い込みすぎる。簡単なことを、難しく考えすぎてできない。悪循環。チャンスで何とかしようとガチガチになって、前にも飛ばない。連敗という重圧から、思い込みすぎている部分がある」と肩を落とした。

 チームにとって不安なアクシデントにも見舞われた。今江が八回に岸田から左手首へ死球。ベンチに一度下がりながらも気丈に一塁へ歩いたが、その裏に交代し、大阪市内の病院に直行。指揮官は「我慢して塁に出てくれて、何とかしようという気持ちを見せてくれたが…」と4番の無事を願ったが、検査の結果、左尺骨骨折、左橈骨(とうこつ)剥離骨折、全治6~8週間と診断された。

 パン・アメリカン競技大会(カナダ)にキューバ代表として出場するため一時離脱しているデスパイネに代わり、4番を務めていた今江が、負傷で戦列を離れることになる。苦境にあえぐチームに、またしても試練が降りかかった。

 前半戦は、残り1試合。トンネルを脱出することはできるだろうか。

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