De井納6回4失点で号泣「情けない」
「ヤクルト4-2DeNA」(10日、神宮)
DeNAの井納翔一投手(29)が号泣した。敗戦が決まったあと、ベンチでしばらくうなだれた後、ファンの声援を耳にしながら、無言で三塁ファウルゾーンを引き上げた。
グラウンドから通路に入ると顔をくしゃくしゃにして泣いた。「自分が全部足を引っ張っている。カード頭を投げるピッチャーなのに、悔しいし、情けない…」。
先制直後の二回、あっさり、山田に同点ソロを被弾。四回には3長短打で勝ち越しを許し、六回には大引にダメ押し打を浴びた。6回10安打4失点と悔いの残る投球だった。
「先制してもらって、乗りかけたところで流れを止めた。その後も、抑えないといけないころを抑えきれなかった」。
この日が前半戦最後の登板。「チームに申し訳ない。もう一度リセットしてやっていきたい」とオールスター明けの後半戦で巻き返しを、涙ながらに誓った。