ロッテ・チェンがプロ初勝利
「交流戦、ロッテ3-2中日」(10日、QVC)
ロッテが相手のミスに乗じて加点し、連敗を5で止めた。
初回、1死一、三塁から今江の内野ゴロの間に1点先制。同点で迎えた六回には、1死三塁から、角中の三邪飛を中日・森野が落球。さらに角中の二ゴロが相手の野選を誘うなど、2点を奪った。
先発のチェンは、6回0/3を1失点。昨年、DeNAから戦力外通告を受けて今季からロッテに入団した来日5年目の台湾出身左腕が、うれしいプロ初勝利を挙げた。
記念すべき初星に、チェンは「本当に良かったです」と笑顔。「(今日は)全部良かったですけど、何より大きな声援ですね」とファンの応援に感謝した。5年目とあって日本語も上達し、この日は通訳なしでヒーローインタビューに登場。「チェンチェン(全然)大丈夫です」「良かったのは『チェン』ジアップです」と、ジョークを交える余裕もあった。
中日は、ロッテを上回る9安打を放ちながら、好機であと1本が出なかった。先発の山井は6回3失点(自責2)と試合は作ったが、援護に恵まれなかった。