三田松聖・松本侑也プロ6球団の前で…
「高校野球・春季兵庫大会1回戦、姫路東7-3三田松聖」(25日・高砂)
今秋ドラフト候補のMAX145キロ右腕・松本侑也投手(3年)を擁する三田松聖は延長戦の末、姫路東に敗れた。
松本侑は立ち上がりから制球が安定せず、「状態はあまり良くなかった。直球がシュート回転して中に入ってしまった」と三回、すべて左打者に3本の長短打を浴びて2点を失った。六回にも右犠飛で1点を失い、リードを3点に広げられたが、七回に味方が同点に追いついて以降は立ち直った。
延長十回まで投げ、11三振を奪う力投。それでも味方打線が勝ち越すことができず、延長十一回に2番手の小西が3四球から崩れ一挙、4点を失った。
悔しい初戦敗退に「今のままだったら夏は勝てないので、もっと直球を磨いていきたい」と気持ちを切り替えた松本侑。この日はプロ6球団のスカウトがネット裏へ駆けつけ、DeNA・吉田スカウト部長は「高校生らしい投手。形は悪くない。もっと直球の制球がつけば、スライダーの腕の振りもいいので生きてくる」と評していた。