県岐阜商・高橋10K 3安打完封で8強

 「選抜高校野球・2回戦、県岐阜商3-0近江」(28日、甲子園)

 MAX152キロ右腕の県岐阜商・高橋純平投手(3年)が先発し、3安打完封勝利を収めた。

 立ち上がりに変化球が狙われていることを察知すると、二回以降は直球主体の配球に変更。これが功を奏し、近江打線を寄せ付けなかった。七回、八回は得点圏に走者を進められたが、七回は変化球で三振を奪い、八回は味方の好守にも助けられ無得点に抑えた。

 奪った三振10個のうち、ストレートの見逃し三振は5つ。相手打者の出方を見て攻め方を変える投球術は高校生のレベルを越えている。この日、直球の最速は1回戦に続く150キロを計測。初回に味方打線の援護もあったことから、マウンド姿には余裕が漂っていた。

 高橋は1回戦の松商学園(長野)戦でも11三振を奪っており、2戦連続の2桁奪三振。試合後は、笑顔で汗をぬぐいながら「初回に味方が点を取ってくれたので、楽な気持ちで投げられた。初戦はプレッシャーがあったが、今日は相手をよく見て投げられました」と快投を振り返った。それでも、まだ完璧とはいかないようで、「ストレートはまだ少し高めに浮いてしまうところがあるので、次までに修正したい」と、課題も口にした。

 県岐阜商は2年ぶりの選抜で、前回と同じくベスト8に進出。29日に予定される準々決勝では、2年前の春の覇者・浦和学院(埼玉)と対戦する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス