オリックスFAの金子が右肘手術へ

取材に応じるオリックス・金子千尋=大阪市内のホテル(撮影・神子素慎一)
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 オリックスから国内FA宣言した金子千尋投手が25日、大阪市内で会見。右肘のクリーニング手術を受けることが濃厚になったと明らかにした。

 23日に服を着替えていた際、右肘に違和感を覚えたという。金子は2011年に右肘の遊離軟骨除去手術を受けているが、そのときと「同じ感じ」の違和感と説明。25日朝に神戸市内の病院でCT検査を受け、右肘に遊離軟骨が見つかった。別の病院でのセカンドオピニオンをへて最終判断するが、早ければ11月末にも2度目のクリーニング手術を受けることになる。

 金子は24日に、今オフのポスティングシステムを使ってのメジャー挑戦について「しない方向で考えている」と話したばかり。今後は、国内球団移籍かオリックス残留に絞って交渉を続けていく考えに変わりはない。ただ、実際に手術を受けるとなれば、国内他球団の獲得判断に影響を与える可能性はある。

 この日の会見は報道陣からの質問を受け付けず、金子が一方的に話すスタイルで進められた。金子のコメントは次のとおり。

 (あらためてポスティングを断念した理由について)

 「ポスティングをして、メジャーの話も聞きたかったけど、国内球団から熱心な言葉をいただいて、来年はオリックスを含め、日本球界で頑張っていこうと、21日に強く思ってこういう決断をしました」

 (手術について)

 「場所的にも複雑なところではない。早く手術して早期復帰が可能という判断になりました」

 (11年にも右肘のクリーニング手術を受けていることを振り返り)

 「1回クリーニングを経験しているので、そこまで心配をしていないというのが本当のところ。逆に言うと早い時期に見つかって、手術してリハビリすることによって、来年もっといい状態で投げられる可能性もあるし、いい状態の僕を見せられると思う」

 (今後に向けて)

 「これからも国内の球団の話を聞かせてもらって、自分から報告できればいいと思っています」

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