中畑監督が総括「5位の内容が違う」
DeNAの中畑監督が3季目のシーズンを総括した。1年目の借金39から、昨季は15、今季は8に減らした。順位は昨季と変わらないが「5位の内容が違う」と話した。
収穫は投手力だった。防御率3・76はリーグ3位の好成績。久保、モスコーソの加入や井納、山口の台頭など、先発投手陣がそろったことが大きかった。「投手力がしっかりして、戦えるチームになったという手応えはある」と分析した。
課題に挙げたのはリーグで唯一3桁失策となった守備面と、昨季はリーグトップだった得点が、打率とともに最下位となった攻撃面。「レベルの低いミスの数は12球団No.1。想像以上に点がとれないゲームも多すぎた」と振り返った。
来季は春田オーナーから優勝を厳命されて迎える勝負の4年目。
「まだチーム力がなかった。勝ちにこだわることができていなかった。巨人は後半戦、勝ち試合を作り出したけど、教えてできるものじゃない。経験数の違いみたいなものがある。勝ち試合をつくるために何が足りないのか、すべての精度が弱い。オレのレベルがまだまだ低いのも原因の1つ。若い選手の精度を上げて、勝てるチームにしたい。投打にわたってね」。
勝利にこだわって、目標を達成する。