坂本の打球 ビデオ判定で二塁打に

6回巨人無死、坂本の本塁打の判定にビデオ確認を要求する中日・谷繁元信兼任監督=東京ドーム(撮影・村中拓久)
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 「巨人‐中日」(19日、東京ド)

 巨人・坂本の放った打球が最初のホームランの判定から、ビデオ判定の末に二塁打に変更された。

 1‐0の六回1死、坂本は中日の先発・大野から中堅バックスクリーン左へ大飛球を放った。

 中日の中堅・大島はフェンス際でジャンプを試みるが、打球はその上のフェンス内バー付近へ。ここでボールは最前列の観客が伸ばした手に触れるようにして、スタンド内に入った。

 最初の判定は本塁打だったが、打球の行方を横で見ていた左翼・和田が、観客がフェンスの前に出した手に当たって入ったことを主張。中日・谷繁兼任監督が、ビデオ判定を要求し、審判団はビデオでの審議に入った。

 約1分後に審判団は「本塁打と判定されましたが、ビデオ判定の結果、二塁打で再開します」と、判定を変更した。

 大リーグでは今季から、ビデオ判定の領域を拡大する「チャレンジ制度」を採用し、ヤンキースのイチローらの内野ゴロが安打かアウトかの微妙な判定時などに用いられている。一方、日本でのビデオ判定は、今回のようなフェンス際でのホームラン判定などに限られている。

 巨人は1度ホームインした坂本が二塁走者となったが、その後に2死一、三塁から村田の適時打で、この試合2点目の生還を果たした。

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