元東北楽天ゴールデンイーグルス監督の野村克也氏（７８）が１８日、兵庫県尼崎市のボートレース尼崎で行われたトークショーに出演。当初の出演予定だった元プロ野球選手の清原和博氏（４６）の“代打出演”を果たした。

　場所が尼崎とあり、かつて監督を務めた阪神タイガースのお膝元であることから、話題は自然と今年の阪神の行方に。すると野村氏は「あのね…。無理」と短く一言で表した。これにショーを見守ったボートファンは爆笑。野村氏は「オレが見る限り、無理」と今季の闘いぶりをバッサリ予想。和田豊監督について触れ「（阪神の監督当時）和田は選手、コーチとして使った。コーチには向いているけれど監督の器じゃない。とても真面目だけれども監督としてはしんどい。星野（楽天監督）のような監督らしい雰囲気がない」と厳しく述べた。

　トークの内容は野球のことが多かったものの、清原氏については一言も触れなかった。

　また、賭け事が好きであることも告白。しかし、「申し訳ない、ボートは全く無知」と認めたが今日の軍資金を問われると司会者に財布の中身を披露。３０万円を用意してきたようで、「これを全部、尼崎に置いていきます」と宣言すると拍手がわいた。

　トークショーは当初、清原氏が出演する予定でこの日に開催された第４９回ボートレースクラシック（総理大臣杯）」のパンフレットにも清原氏の写真が掲載されていたが、取りやめとなった。

　清原氏は週刊文春３月１３日号で「緊急入院　薬物でボロボロ」などと報じられ、その後、「糖尿病と診断され入院していた。名誉を傷つけられ、訴訟を含めあらゆる法的手段を通じて徹底的に抗議することを検討している」などとした文書を報道各社に送付した。文春側は「記事には十分自信がある」としている。