大谷翔平 4戦ぶりのマルチ安打も得点圏は20打席連続無安打 打率・343も得点圏打率・053 ド軍は連敗ストップ

 ナショナルズ戦の1回、左前打を放つ大谷
 ナショナルズ戦の1回、T・ヘルナンデスのゴロをジャンプしてよける二走大谷
 ナショナルズ戦の4回、好機に二ゴロに倒れる大谷
3枚

 「ドジャース6-2ナショナルズ」(16日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手は初回の第1打席で左前打、八回の第5打席で内野安打を放ち4試合ぶり9度目のマルチ安打をマーク。だが以降はいずれも得点圏に走者を置いた場面で3打席連続凡退。3月20日の開幕戦以降、得点圏に走者を置いた場面では20打席ノーヒット(2犠飛含む)となり、得点圏打率は・053へと下降した。

 初回、無死一塁から外角の変化球をきれいに逆方向へはじき返した大谷。追い込まれながらも最後は右手一本で変化球をはらい、左前にクリーンヒットを放った。これで3戦連続安打となったが、不安が残る結果となったのは第2打席以降だ。

 二回1死二、三塁で迎えた第2打席では、初球から積極的にスイングしていくも痛烈なゴロは前進守備を敷いていた二塁手の正面を突き、走者をかえすことができなかった。四回2死一、三塁の場面でも初球を打ってボテボテの二ゴロ。なかなか快音が響かない。

 そして七回、先頭のベッツが二塁打で出塁し、無死二塁で迎えた第4打席。三度、初球を打ったがミスショットしてしまい中飛に。ベッツは三塁へ進んだが、これで得点圏では20打席連続ノーヒットとなった。

 ベンチに戻るとすぐにタブレット端末でスイングなどをチェック。次打席へ気持ちを切り替えていた。第5打席では三塁へボテボテのゴロを放ち、4戦ぶり9度目のマルチ安打。打率・341、OPS1・019と主軸にふさわしい数字を残しながらも、得点圏打率・053とギャップの大きさが目立つ。

 試合は二回にドジャースの有望株・パヘスがメジャー初打席で初安打を放ち、打線に点火。ベッツのタイムリーなどで2点を加えると、以降はK・ヘルナンデスのアーチなどで着実に加点した。ベッツはタイムリーを含む今季初の1試合5安打をマーク。投げてはリリーフデーながら、三回から2番手で登板したヤーブロウが5回無失点の快投。試合の主導権を相手に渡さなかった。

 ドジャースは連敗を2で止め、ナ・リーグ西地区の首位をキープ。2位・パドレスが3連勝で貯金「2」、1ゲーム差と迫ってきている中、3連敗を阻止する価値ある1勝となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス