大谷翔平 本拠地デビュー戦で鮮やかマルチ安打 MVPトリオ躍動6得点大勝 客席から真美子夫人とデコピンも応援

 「ドジャース7-1カージナルス」(28日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場し、3打数2安打1四球。本拠地デビュー戦初打席で二塁打を放つなど、存在感を見せ、チームの快勝に貢献した。スタンドから愛犬デコピンを抱っこしながら応援した真美子夫人を笑顔にさせた。

 いきなり魅せた。初回無死一塁の打席。元巨人のマイコラスにカウントカウント1-2と追い込まれながら外角低めの140キロチェンジアップを右翼線へ運んだ。最後は右手1本になりながらの技あり打だった。

 大谷にとっては12日のジャイアンツとのオープン戦で本塁打を放って以来、9戦ぶりの長打。快足を飛ばし、一塁を蹴ったところまでは良かったが、前を走るベッツが三塁で止まっていることに気づかず、二塁を回ったところで急ブレーキ。二塁に帰塁することもできずに憤死した。三塁コーチの指示を確認しないボーンヘッドだった。

 アウトにはなかったが、一走を三塁まで進めた進塁打に地元ファンは大興奮。悔しさをにじませベンチに戻る背番号17に拍手と声援が送られた。チームは後続の連打と犠飛で2点を奪取。大谷の一打が先制点を呼び込んだ。

 三回は先頭ベッツに一発が飛び出し、点差を広げる。大谷はカウント3-1から外角球をしっかり見極めて四球で出塁。フリーマンが初球、高めに浮いたカーブを逃さず、中堅席へたたき込み、さらに2点を追加した。

 マイコラスと3度目の対戦となった五回の打席は右前打。カウント2-1から低めのスライダーをたたくと、時速182キロのライナー性の打球が外野に抜けた。マイコラスを引きずり下ろした。

 この日最後の打席となった七回は空振り三振。3番手右腕オブライエンに対し、カウント1-2からの6球目、高めのスライダーにバットは空を切った。

 ドジャースは1番ベッツ、2番大谷、3番フリーマンのMVPトリオが2本塁打を含む4安打4打点6得点と活躍。3四球を合わせ、計12打席のうち9打席で出塁し、チームを勝利に導いた。

 20日の開幕戦に続いて先発したグラスノーが6回1失点と好投し、移籍後初勝利を挙げた。

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