カブス、執念の采配で2勝3敗に 7回途中から抑え投入
「ワールドシリーズ・第5戦、カブス3-2インディアンス」(30日、シカゴ)
カブス(ナ・リーグ中地区1位)がインディアンス(ア・リーグ中地区1位)に競り勝って対戦成績を2勝3敗とした。第6戦は敵地クリーブランドで11月1日(日本時間11月2日)に行われる。
崖っぷちで臨んだ第5戦。チームにエネルギーをもたらしたのは、昨季の新人王、24歳のブライアントだ。1点ビハインドの四回。先頭で左中間席へ同点ソロ弾を放ち、本拠地を熱狂させると、後続の3連打で逆転に成功。さらに今季限りの引退を表明しているベテラン捕手、ロスの犠飛で3点目を奪った。
投げては、第1戦で負け投手になっているエースのレスターが粘りの投球で6回4安打2失点。1点リードの七回1死二塁からは守護神のチャプマンがマウンドに上がり、ピンチに見舞われながらも2回2/3を無失点。マドン監督の執念の采配で108年ぶりのワールドチャンピオンに望みをつなげた。