イチロー「僕が変わることはない」 近づく偉業に注目度高まるも平常心

 フィリーズに勝利し、笑顔を見せるマーリンズのイチロー(右)ら外野陣=フィラデルフィア
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 「フィリーズ3-9マーリンズ」(21日、フィラデルフィア)

 マーリンズのイチロー外野手(42)がフィリーズ戦に「1番・右翼」で出場し、5打数2安打1得点だった。今季18度目のマルチ安打で打率は・343。メジャー通算2996安打とし、史上30人目の偉業にあと4本まで迫った。チームは快勝し、貯金は今季最多タイの「9」。

 メジャー通算3000安打まで4本とし、22日から本拠地10連戦に臨むイチローは、地元ファンの前での記録達成について「代打で10試合、10打席だったら難しいですよ。当たり前ですけどね。代打は4回に1回(がヒット)の感じだからねえ。それは分からないです。毎試合先発とは全然意味が違う」と言った。

 今季はここまで80試合に出場。先発した33試合は17試合でマルチ安打を記録し、打率は・350。一方、代打や守備での途中出場は47試合で打率・316(38打数12安打)だ。

 1本積み上げるごとに日米の注目度が高まっている。この状況を早く終わらせたい気持ちは?の問いに「1打席でヒット2本は打てない。そのことは変わらない。いつもヒットを打とうとしていることも変わらない。周りはいろいろ言うかもしれないけど、そのことで僕は何も変わってない。何回もこういうことを経験してきている。だから、それで僕が変わることはない」と話した。

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