マーリンズ選手30人が“イチロー化”

 「マーリンズ春季キャンプ」(29日、ジュピター)

 マーリンズ・イチロー外野手(42)が使用しているトレーニング用シューズに約30人のチームメートが興味を示し、日本へ発注したことが2月29日(日本時間3月1日)、明らかになった。

 イチローがマ軍へ移籍した昨季から履いているのは、鳥取県にあるスポーツ・ジム「ワールドウィング」が開発した「ビモロ・シューズ」だ。関係者によると、米国内ではまだ馴染みのないブランドと色鮮やかなデザイン、さらに故障知らずのイチローが履いていることからチーム内で話題に。今回はトレーニング用シューズ約30足を注文したという。

 中には、他の用具メーカーとの契約がありながら、人目に触れない室内トレーニング時のみ使用する選手もいる。先発投手の一人は「イチローの成功の裏には理由があるはず」と説明。試し履きした際には「裸足の感覚に近い。足裏への重圧のかかり方が違う。とても履きやすかった」と好感触を口にした。

 同僚たちの反応にイチローは「どうしてここまで興味をもつのか、そこが興味深い」と戸惑いを隠せない。「デザインがいいというのはもちろんですが、それだけではないだろうからね」と話した。

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