イチロー2935安打、ボンズに並んだ
「レイズ4-1マーリンズ」(1日、セントピータースバーグ)
マーリンズのイチロー外野手(41)はレイズ戦に「9番・右翼」で出場し、七回に中前打を放ってメジャー通算2935安打とし、歴代33位のバリー・ボンズに並んだ。イチローは犠飛も記録し、2打数1安打1打点だった。
また1人、偉大な打者に肩を並べた。七回2死一、二塁。イチローが150キロ速球を中前へ運んだ。16打席ぶりの快音でメジャー通算2935本目のヒット。安打数で史上最多の通算762本塁打を誇る最強スラッガー、バリー・ボンズと同じ歴代33位に浮上した。
10月最初の試合。この日は11年前の04年にイチローがメジャー新記録となるシーズン258本目のヒットを放った歴史的な日だ。
日本では西武・秋山がシーズン216安打のプロ野球記録を樹立した。1994年にシーズン210安打を放ったイチローは、「誰が見ても難しい状況ですから、僕が説明するまでもないと思う。みんなが思うように難しいこと」と評した。
秋山が打撃フォームを改造し、点ではなく線でボールを捉えるスイングを心掛けたことが“開眼”の一因と言われていることを伝え聞くと「そもそも、その能力がある人は限られている。頭で理解できても体ではできない人がほとんどですから、その能力があるならいろんな可能性がある選手だってことだろうね」と持論を展開。秋山の打撃は映像でも見たことがないそうだが、「いい選手のプレーは見てみたいですよ、いつだって」と次世代のヒットメーカーに興味を示していた。