「マーリンズ５－４ジャイアンツ」(２日、マイアミ)

　２つの四球を選んだマーリンズ・イチローだったが、全４打席でヒットは出なかった。２打数無安打で、１２年に記録したメジャー自己ワーストに並ぶ２５打席連続無安打となった。

　１２年はスタメンでスランプに陥ったが、今回は１２試合のうち７試合が代打。３四球と２犠打が含まれており、同列に扱うのは難しい。打撃内容も決して悪くはない。

　この日は２２歳の若きエース、フェルナンデスが右肘じん帯再建手術を乗り越えて１年２カ月ぶりに登板。６回３失点で復活星を手にした。「（母国・キューバでは）イチローは神のような存在」と話したこともある右腕。イチローは「スターの雰囲気をもっている。後ろで守ってて頼もしい」と称賛。フェルナンデスについて語るその表情は柔らかかった。