見取り図 5度目の正直で奨励賞…盛山が雄叫び「漫才師として認められた」

『第59回上方漫才大賞』(カンテレ)の漫才バトルおよび発表会が4月13日、「オリックス劇場」(大阪市西区)でおこなわれ、お笑いコンビ・見取り図(盛山晋太郎、リリー)が奨励賞、新人賞を天才ピアニスト(竹内知咲、ますみ)が受賞した。

1966年からはじまり、関西で最も歴史のある上方漫才大賞。そのうち新人賞と奨励賞は、事前に選出された候補者たちが会場で漫才バトルをおこない、審査を経て決定する。

新人賞はダブルヒガシやフースーヤといった実力派揃いな候補6組を抑え、天才ピアニストが受賞。漫才・コントの二刀流で知られる同コンビだが、大会後の会見で竹内は「やっぱり漫才で勝ちたいということで去年からやってまして。ここで賞をいただけたのは、すごくうれしいです」とコメントし、ますみも「今関西にいる自分たちとしては、上方漫才に関わる賞を獲れたことはめちゃくちゃ熱いなって思います。絶対獲らんとあかんなと思ってた賞なんで」と語った。

奨励賞に輝いた見取り図は、新人賞を含めると7回目のノミネートになるが、これまで惜しくも受賞を逃し続けてきた。大会中、「もう7年続くレギュラー番組やと思ってます」「今回獲れなかったら芸人やめようと思います」と自虐コメントを繰り返していた盛山は、受賞の瞬間には咆哮し全身で喜びを表現。会場には割れんばかりの拍手が鳴り響いた。

これまで同期の芸人たちが賞レースで活躍する姿を見てきたという見取り図。会見では、「ほんとに泣きましたもんね」「噛む下唇がないくらい噛み潰したよな」と振りかえっていた。さらに大会の感想を求められると、盛山は「賞を獲れてなかったことがコンプレックスだったので。ひとしおですね、喜びが」、リリーは「漫才師として、ようやく認められたなって感じです」と改めて受賞の嬉しさを噛み締めた。

また、今後の目標について、盛山は「劇場はこれからも立ち続けたいし、色んなところで漫才やりたいですね」、リリーは「もっともっとおっさんなってから作る漫才が楽しみです」と語り、漫才愛をのぞかせた。

取材・文/つちだ四郎

(Lmaga.jp)

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