バロックの巨匠たち、姫路で絵画展
美術史をふりかえれば、中世ルネサンスが均衡や調和を重視したのに対し、バロックは意図的にバランスを崩して躍動感を強調し、明暗の対比を活かしたドラマチックな表現をおこないました。その魅力を伝える絵画展『ブリューゲル、レンブラント、ルーベンス バロックの巨匠たち』が、2月8日から姫路市立美術館(兵庫県姫路市)でおこなわれます。
16世紀末から18世紀初頭のヨーロッパに広まったバロック美術。「バロック」とは「いびつな形の真珠」という意味のポルトガル語「バロッコ」に由来します。ひと口にバロックといっても、その傾向は地域によって異なります。イタリアでは豊かな色彩とドラマチックな明暗法を得意とするヴェネツィア派が活躍し、オランダやフランドル地方では精緻な描写の静物画や風景画が人気を博しました。
そうしたバロック絵画の魅力を伝える本展では、イタリア、オランダ、フランドル、ドイツ・フランス・スペインの4セクションで、全44点の作品を展覧。レンブラント、ベラスケス、ルーベンス、ティツィアーノ、ブリューゲル一族など巨匠たちの作品を通して、バロック絵画の世界を堪能できます。期間は3月28日まで、一般1000円ほか。
文/小吹隆文(美術ライター)
(Lmaga.jp)
