オダギリ&蒼井優映画、大阪で先行上映

オダギリジョー、蒼井優主演の映画『オーバーフェンス』。その先行上映会が29日に大阪「テアトル梅田」で行われ、メガホンをとった山下敦弘監督が舞台挨拶をおこなった。

2005年に撮った『リンダリンダリンダ』で一躍脚光を集め、以降は『マイ・バック・ページ』、『苦役列車』、『味園ユニバース』など注目作を手掛けてきた山下監督は大阪芸術大学出身。まさに第二の故郷である大阪での先行上映会には、多くのファンが詰めかけた。

上映後に登場した山下監督は、「今回は蒼井さんと探りさぐり作っていったというか。自分の映画じゃないみたい、全然演出した記憶がありません(笑)」とコメント。またオダギリについては、「こんなに色気のある俳優さんとやるのは初めて。ドラマ『深夜食堂』などで面識もあったんですが、今回はそれもちょっとチャレンジだった」と語った。

また、質疑応答コーナーでは、「蒼井優さんのヌードシーンが暗い。もっと明るくできなかったのか?」など、大阪らしい(?)質問も飛び出し、監督も思わず苦笑い。そして、「音楽にノコギリを使ってますが、どうして?」という質問については、「照明の藤井(勇)さんから、『カッコーの巣の上で』(1975年、アメリカン・ニューシネマの代表作)を薦められて。あれも最後にフェンスを壊す話で、共通項があるなと思って観てたら、今まで見落としていたんですけど、すごくノコギリの音楽が印象的で。実は、仮編集のとき『カッコーの~』の音を当てながら作業してたんです。で、音楽の田中(拓人)さんに提案したら気に入ってくれて。それでノコギリになりました」という思わぬ裏話に、客席からは感嘆の声が漏れた。

この日は監督の40歳の誕生日ということで、舞台挨拶の最後にはサプライズでバースデイケーキも登場。映画は9月17日から公開される。

(Lmaga.jp)

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