アンチ串カツ、大阪新世界に屋台村

大阪新世界と言えば串カツ、そして「二度漬け禁止!」。こんな不文律を打ち破ろうとする屋台村「大阪新世界横丁」(大阪市浪速区)が3月12日、ジャンジャン横丁の近くの路地裏にオープン。「新世界を大阪の人にも楽しんでもらおう」と「アンチ串カツ」を掲げ、新世界に「うまいもん」を大集結。カツ以外の串料理など自分の足と舌で各店を集めた企画立案者・山下翔太さんに話を聞いた。

「新世界は今や観光客向けの串カツが多く、地元・大阪の人が食べて飲んで遊べるようなお店がほとんどありません。新世界の街の雰囲気を仕事帰りに普通に楽しんでもらえるように、味で人気のお店に出店していただきました」と山下さん。ここ数年安心して足を運べるようになったこの街を、もっとサラリーマンやOLたちにも楽しんでもらいたいというのが最大の目標だとか。

店舗は、炭火牛串焼きや焼鳥スタンド、立ち呑みなどの6店舗で、入ったお店でドリンクを注文すれば各お店の料理が自由に注文できるスタイル。山下さんは、「いろんな楽しみ方をしてもらいたい。この道40年のベテランが握るお寿司もあれば、女の子が焼いてくれる浜焼きもある。そんな大阪のごちゃまぜ感もウリにしたい」のだとか。なかには、アンチ串カツと言いながらも串揚げ店も入店。ただしソースをつけずにいただくメニューやあんかけソースの串揚げといった変化球でせめる。

お店のセレクトは「個人的に食べ歩きが好きで、自分の好きなお店を集めたという感じ(笑)。私自身、お酒が強くないので、食べる方を優先している」と山下さん。価格は寿司なら一貫100円~、焼き鳥も1本100円~と全体的に新世界価格に設定。脱・ソース二度漬け禁止の新名所が、新世界をどう変えるのか、注目したいところです。

取材・文・写真/谷知之

(Lmaga.jp)

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