古川雄輝「僕、英語しゃべれるので」
2010年のデビュー以降、映画やドラマ、舞台と貪欲に活動を続ける俳優・古川雄輝。彼が2年ぶりに立つ舞台は、アイルランドの劇作家マーティン・マクドナーによるブラックコメディの舞台『イニシュマン島のビリー』だ。大阪市内で会見が行われ、海外生活が長かった古川だからこそ見えてくるその原作の本質を語った。
7才から大学に入るまでカナダやアメリカで過ごした古川。英語圏で生活していただけにジョークや単語の意味合いなどはネイティブ並に理解している。「ブラックコメディと呼ばれてる作品なので、笑いどころがたくさんあるのですが、日本語でやると違うニュアンスで書いてるんじゃないかって、僕は英語がしゃべれるので、何となく感じて・・・」と、実際に英語の台本も確認して、演出の森新太郎にセリフの変更を提案することも。
例えば、「最初に台本を読んだときに引っかかったワードが「ビッチ」。英語だと笑える場面になるんですけど、日本語で「この尻軽女!」と言ってもおもしろくないですよね」と単語ひとつでも印象が変わると話す。また英語だと激しく荒い言葉遣いだが日本語版は和らいでいると言い「やわらげたというより日本語にしたらどうしてもそうなってしまう」と解説する。
古川が演じるのは、アイルランドのイニシュマン島に住む、生まれつき体の不自由なビリー。本作は、島民から馬鹿にされるビリーと幼なじみのヘレン、そして彼らを取り巻く人々の物語だ。ある日、近隣の島にハリウッドから撮影隊が来ると聞き、ビリーは映画への出演を夢見はじめる・・・。
約30分の会見中に3度も古川の口から出た「僕は英語がしゃべれるので」という言葉は自信とは少し違い、それが当然のこととして強く意識し、自分の持ち味として自覚している証だと感じた。すでに中国版ツイッター・Weiboのフォロワー数が100万人超という人気にも関わらず古川は、「海外でお仕事をしたいというのを目標に掲げている」とビリー同様にハリウッドを目指しているようだ。大阪公演は、4月23日・24日に「梅田芸術劇場」(大阪市北区)で。
(Lmaga.jp)
