古豪・高知追手前、初の四国切符獲得

 「高校野球秋季高知大会・3位決定戦、高知追手前7-3高知東」(7日、春野)

 高知追手前が高知東との3位決定戦を7‐3で制し、四国大会初出場を決めた。1946年夏に高知県勢として初めて甲子園に出場(当時は城東中)した文武両道の古豪。4強入りした47年春以来の聖地を目指し、四国の舞台に挑む。決勝は明徳義塾が17‐3で高知東工に圧勝し、2年ぶり16度目の優勝を飾った。愛媛で開催される四国大会は、19日に開幕する。

 古豪・高知追手前にとっては大きな1勝だ。終盤に打線が奮起し、初の四国切符獲得。就任20年目の谷村孝二監督(50)は「最後まであきらめず、追手前らしい野球ができた」と大喜びのナインをたたえた。

 2‐3で迎えた七回。2死から4番・永野が中前打で出塁すると、5番・小野川が右越えに同点適時三塁打。さらに6番・大原が左前へ勝ち越し適時打を放った。八回にも3安打で3点を奪う集中打を披露。野川竣平主将(2年)は「みんなの気持ちが一つになった」と胸を張った。

 全盛期を知るファンは少ないかもしれない。城東中時代の46年夏、エース・前田祐吉(のちの慶大監督)を擁し、高知県勢として初めて甲子園に出場。翌47年春には4強入りを果たした。だが、それを最後に聖地の土を踏んでいない。60年代には学校の方針で同好会に“降格”となる苦い時代も経験した。

 県内屈指の進学校。練習環境は決して恵まれてはいない。平日は他の運動部とグラウンドを共用。内野しか使えないため「とにかくバントばかりやってきた」と谷村監督。その成果を発揮し、この日は6つの犠打を絡めて相手投手を攻略した。

 最大の目標は来春センバツ出場。実現すれば、67年ぶりに重い扉を開くことになる。「甲子園を目指してやってきた。しっかり戦いたい」と野川主将。初め立つ四国の舞台で、古豪復活を成し遂げる。

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