明徳、土壇場同点!ラッキー抽選星8強
「岐阜国体高校野球・1回戦、明徳義塾2‐2東海大甲府」(30日、大野町レインボー)
明徳義塾(高知)は9回終了2‐2で大会規定により抽選の結果、東海大甲府(山梨)を下した。2点を追う八回、伊与田一起内野手(3年)が左前適時打。九回、西岡貴成内野手(2年)の右越えソロで同点とした。倉敷商(岡山)は松井裕樹投手(2年)を擁する桐光学園(神奈川)に0‐1で敗れた。明徳義塾は準々決勝で宇部鴻城(山口)‐仙台育英(宮城)の勝者と対戦する。
最後は運を味方に付け、東海大甲府との“甲子園4強対決”を制した。大会規定により、同点で9回終了後は両校選手によるクジ引きで決着。勝利を告げられた明徳ナインは執念の8強入りに喜びを爆発させた。
初戦敗退の危機を救ったのは“元4番”だ。1点を追う九回、先頭打者の5番・西岡が右翼席にアーチを描いた。「調子があまりよくない中、今までで一番いい感じで振れました」と納得の表情。打席に入る前、馬淵監督からの「狙ってこい!」とのゲキに起死回生の高校通算12号で応えた。
今夏は高知大会決勝まで4番を任されていた。甲子園初戦も4番で出場したが、5タコ4三振。以降は6番、7番と“降格”し、4番の座は1年生の岸に奪われた。結局、甲子園4試合で計14打数2安打と結果を残せなかった。新チーム結成後の今も後輩から4番を取り戻せていない。
練習中に馬淵監督から指導を受けるが「頭で分かっていても、なかなかできない」と苦悩の時期を振り返る。そして、好投手の神原から放った会心の一撃に「大きな収穫です。これを自信につなげていきたい」と復調への手応えに胸を張った。
2年生の西岡にとって、今大会は3年生とプレーするラストチャンスだ。「このメンバーでは最後になる。僕がかかわって、何とか一つ勝ててよかった」と安どの笑みを浮かべた。高知に帰れば大事な戦いが控えている。来春の甲子園切符をつかむためにも、国体出場中のレベルの高い投手との対戦を通じ、自分の打撃と自信を完全に取り戻す。
