ケイバ熱盛ブログ「相馬眼」(7月12日)

 どうも栗東・島田です。競馬記者になって半年。毎週毎週、四方八方に馬がいる生活を送っていますが、一向に相馬眼は育っていません。トレセンで視界に入る馬が、ことごとく走りそうな気がするレベルです。

 さて7月初旬のころ。トレセン内で輪乗りする自厩舎の馬たちを眺める中竹師がいました。その中には2歳ゼッケンを付けた芦毛の馬の姿が。「歩き方が兄姉みんなそっくり。ビアンフェもそうだし、お母さんにも似ている」としみじみと語るその2歳馬の名はエメイヴェイモンです。中竹厩舎ではビアンフェだけでなく、函館2歳SやキーンランドCを勝った姉のブランボヌールなども管理していたこともあり、兄姉でこれが4頭目。ちなみにお母さんのルシュクル、さらにその母のアジアンミーティアも手掛けており、まさに厩舎ゆかりの血統です。

 兄姉に重賞ウイナーが2頭で、おまけに歩き方もそっくり。さぞ高い能力があるんだろうと思いつつ、ついでに“走る馬”の歩き方の特徴を聞きました。「一概には言えないし、チェックする部分は数え切れないくらいあるよ」と苦笑いの中竹師。「ただ歩き方だけに限定すれば、一般的にストライドが小さい馬よりも、ゆったりと大きく歩く馬の方が走る可能性としては大きいよね。前の馬と比較してみて」と身ぶりを交えて解説してくれます。確かに他馬との比較だと分かりやすい。エメイヴェイモンのストライドは小さい気がします…。

 「でもこの血統は歩くストライドはすごく小さいんだけど、走るときのストライドは大きいし“走る”からね。だからあくまで1つの要素、可能性なだけだよ」と念を押されました。相馬眼を身につけるのは、当然ながら一朝一夕ではいかないようです。

 そのエメイヴェイモンですが、経過も順調なようで近々デビュー日が決まりそうとのことでした。パドックでの歩き、レースでの走り双方に注目です。

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