千葉競輪17年度末での廃止に向けて調整

 千葉競輪(千葉市中央区)の施行者である千葉市は23日、競輪事業の2017年度末での廃止に向けて関係機関との調整作業に着手することになったと発表した。

 1949年に開設した千葉競輪は、人気を集めて市財政に大きな貢献を果たしてきたが、近年のレジャーの多様化、ファンの高齢化などで車券売上は95年の652億円をピークに年々減少。13年度からは民間のノウハウを生かすため事業の包括委託(3年契約)を実施したが、車券売上の長期的低落傾向には歯止めはかかっていない。

 同市は事業廃止とその時期についての考え方について以下の3点で説明した。(1)車券売上の低迷により事業収支が悪化している状況に変化がなく、18年度から単年度赤字が継続する見込みであること。(2)施設の著しい老朽化が進んでおり、今後、事業継続に必要な施設の大規模改繕費を捻出できるだけの事業収益を確保することが困難であること。(3)事業廃止後の施設・用地の取り扱い方針を決定するまでに一定の期間を要すること。

 全国に50場あった競輪場は02年以降に西宮、甲子園、門司、花月園、大津びわこ、観音寺、一宮の7場が廃止されている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競輪最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・競輪)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス