【ボート】金子15年ぶりG1制覇!

 「マスターズチャンピオン・G1」(20日、からつ)

 20日の優勝戦も、Fが出る波乱となったが、1号艇の金子良昭(49)=静岡・54期・A1=がインからしっかり逃げて優勝。マスターズ2度目の挑戦で戴冠を遂げ、98年11月MB大賞(戸田)以来3度目のG1制覇とした。2着には高橋淳美が入り、3着は大嶋一也。2号艇の長谷川巌はFに散った。

 コンマ01。ギリギリのSは、金子の執念でもあった。「準優進出戦でSが分からず、入れに行って失敗。今回は勇気を持って仕掛けようと思っていた」。その気迫が通じたか、すぐ隣の長谷川にFコールがかかる一方、紙一重で踏ん張った。

 準優進出戦での後悔は、その直後のレースで同期の江口晃生がFとなったことで強くなった。「僕が遅れてなければ、彼がFじゃなくて逃げていた。勝手に思っているだけだけど、彼が連覇していたでしょう」。イン受難の流れを自ら作り、仲のいい同期生を巻き込んだという思い。これが一層、優勝戦での踏み込みにつながった。

 次男の萌が昨年11月に、選手としてデビューした。「自分の仕事を目指してくれたのはうれしい」と父の思いを見せたが、今節の優勝で父の偉大さを見せたという考えはない。「自分もまだまだ新人のつもりだから」と、初心を忘れていない。

 G1制覇は約15年半ぶり。「まだまだG1で走りたいし、SGにも出たい。もう伸びないかもしれないけど、足りないモノを足すことはできるはず」という表現で、今後の進化を誓った。15年ボートレースクラシック(3月17~22日・尼崎)の出場権をゲット。この優勝が一線級への復帰につながるはずだ。

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