【POG】勝って大舞台へ!次週はアルナシームの自己条件に注目(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 5日は新谷厩舎が3つの競馬場で1日4勝の大活躍。一気にリーディング3位に浮上した。

 東京で3歳1勝クラス(ダート1400m)を快勝したリメイク(牡)は初の東京コースも全く問題はなく、見事1番人気に応えてオープン入りを果たした。師は「ジョッキーが強気に乗っていい内容で勝ってくれました。中1週で東京への輸送もありましたが、きっちり結果を出せて良かったです」と期待通りのレースぶりに目を細めた。今後については「昇竜S(3月13日・中京、ダート1400m)へ向かいます。現状は千四がベストだと思いますし、オープンでも楽しみです」と期待を寄せた。

 僚馬で無傷2連勝中のクラウンプライド(牡)はヒヤシンスS(20日・東京、ダート1600m)を予定。9日には栗東CWで幸を背に6F80秒7-37秒9-12秒9。デビュー以来2度目のコース追いでしたが、好時計をマークし、調子の良さを伝えた。師は「(レース)間隔があいていますし、精神面や折り合いを考えてコースでやりました。このひと追いでグンと良くなってくると思います」とコメントした。

 同日のかささぎ賞を逃げ切り、小倉芝1200mでデビュー2連勝を飾ったゼットレヨン(牡、吉田)。レースを振り返って、師は「流れ次第では2~3番手からのレースを考えていましたが、スピードの違いでハナへ。最後は際どかったですが、よくしのいでくれました」と鼻差の辛勝に安堵(あんど)の表情を見せた。今度については「1週間ほど馬体をチェックして、問題がなければマーガレットS(27日・阪神、芝1200m)へ向かいます」と話した。

 6日の中京で3歳1勝クラス(ダート1800m)を勝ったオディロン(牡、浜田)は放牧を挟んで伏竜S(3月26日・中山、ダート1800m)へ。師は「勝ち時計が速かったですからね。オープンでも十分に通用すると思います」とさらなる活躍を期待した。

 きさらぎ賞で1番人気5着だったストロングウィル(牡、橋口)。レースを振り返って、師は「前半で少し掛かりましたが、2角では収まりました。ただ、追いだしてから上ずっていました。きれいな走りをする馬なので、馬場がこたえたと思います」と敗因を分析。未勝利の勝ちっぷりが素晴らしく、能力の高さは間違いなく、良馬場で改めて注目したい一頭。

 次週の注目馬は、つばき賞(19日・阪神、芝1800m)を予定するアルナシーム(牡、橋口)。池添Jが騎乗停止中のため、福永Jに乗り代わる。師は「池添Jに乗ってもらった3日は、折り合ってとてもいい走りでした。中間はゲートの練習もしっかりしていますし、1週前の10日は福永Jに感触をつかんでもらいました。順調にきていますし、ここで勝ってまた大きな舞台に向かいたいです」と意気込んだ。前走の朝日杯FSは直線で内から鋭い脚を繰り出し、1勝馬のなかでは最先着の4着。自己条件できっちりと決めたいところだ。 (馬三郎栗東支局・塩手)

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