【日経新春杯展望】カフジ、クリプト、ミッキー、シャケトラ…上位拮抗の好カード

 「日経新春杯・G2」(15日、中山)

 注目は準オープン快勝で16年を締めたカフジプリンスだ。芝に転戦した昨年は一気に上昇気流に乗り、後半は重賞で強敵相手にもまれてきた。勝負どころで置かれる面があるため、安藤助手は「3コーナーの坂が下りになる京都はこの馬向きではない。いかにスムーズに追走できるか」とコース攻略をポイントに挙げる。一方で「前走の疲れを取りながらの調整でここまで順調」と引き続き気配は上々。伸びしろたっぷりの明け4歳馬が連勝で一流馬への扉を開くか。

 昨年5月の目黒記念で3連勝達成後に骨折が判明、休養を余儀なくされたクリプトグラムが復帰する。熱心な乗り込みが目立ち、「度重なるケガで出世が遅れているが、能力はある。復帰初戦から好レースを」と藤原英師の期待は大きい。

 菊花賞5着のミッキーロケットも楽しみな存在。2走前の神戸新聞杯では、メンバー最速の上がりでサトノダイヤモンドを首差まで追い詰めた。4日に栗東坂路で4F51秒7をマークするなど気配は上々。音無師も「具合はいいよ。距離も少し長めの方がいい」と声を弾ませる。

 デビューから4戦3勝で重賞に格上挑戦するシャケトラ、末脚自慢のレッドエルディスト、長距離重賞での健闘が続くモンドインテロなど、上位陣の実力が拮抗(きっこう)する好カードだ。

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