「香港国際競走」（１１日、シャティン）

　計４レースに日本馬１３頭が参戦。馬券も発売されるとあって、非常に注目度は高い。

　今週は好天続きで芝コンディションは「グッド」。日本馬にとっては追い風と言えるだろう。ただアウェーの戦いは簡単ではないのもまた事実。ＪＲＡオッズはやはり日本勢に票が集まっている。実績的に抜けている香港カップで日本勢が人気になるのはまだしも、他のレースは過剰人気になっている感が強い。

　例えば香港マイルは午後２時前のＪＲＡオッズでサトノアラジンが１番人気で約３倍。２番人気ネオリアリズム、３番人気ロゴタイプと日本馬に集中している。一方、香港ではエイブルフレンド、ヘレンパラゴン、ビューティーオンリーの香港勢が１～３番人気。日本では配当的な妙味があるこの３頭を買ってみるのも面白いだろう。

　マイルに関しては特に注目すべきがジョイフルトリニティ。日本では８０倍超オッズだが、香港では１０倍だ。モッセ騎手がかなり色気を持っている馬で、地元では能力が評価されている。オイシイ馬券と言えるのではないだろうか。